騒音計で測るのはどんな騒音?代表的な7パターン

騒音計とは、騒音の大きさを測定し表示させる測定器のことを示します。
JIS規格では精密騒音計及び普通騒音計が定められていて、精密騒音計で測定した数値を騒音レベルと言います。

 

環境騒音や現場騒音など、様々な音を計測するのに用いられるのでその一例を挙げたいと思います。
個人であっても騒音計を用いることで、騒音対策の不備などを指摘できる可能性もあります。

 

1.飛行機通過による騒音

飛行機が離発着する空港や、その近隣では飛行機が通過するたびに空気の振動が激しく起こり、大音量の騒音として捉えられるケースが見られます。
社会問題にも発展することがしばしばあり、生活において飛行機の騒音は新聞等にも取り上げられる騒音問題の1つです。

 

代表的な騒音問題としては、沖縄の米軍基地での飛行機騒音や成田空港近隣の飛行機騒音などがあります。
生活の中で日常的に起こる騒音は生活の質を極端に下げる要因にもなりますので、近隣住民への配慮が求められます。

 

2.自動車走行による騒音

幹線道路や高速道路などの交通量が多い道路では、その近隣住民は車の走行音による騒音に悩まされることがあります。
走行量が増えれば増えるだけ、比例して騒音レベルも高くなると言われています。
そのため、道路に防音シャッターを設置するなどの措置が必要になってきます。

 

高速道路などに見られる左右の壁は、防音対策のために作られていることが多く、近隣住民への配慮が一層求められています。

 

また、大型のトラックや貨物を積んだ重量のある車の場合、走行する段階での振動が騒音として現れることがあり、道路そのものにも吸音性の高い材質を用いるなどの対策が必要な場合もあります。

 

3.電車による騒音

飛行機や自動車と同じように、電車による騒音も問題となります。
特に速度の速い電車であればあるほど、その騒音も大きくなります。

 

新幹線などの高速列車は、非常に利便性が高く求める方も多いですが、沿線の住民にとっては騒音問題が深刻となります。
特に住民の多い沿線の場合には、防音効果の高いシャッター式の防音設備を線路に沿わせ、騒音を吸収する対策を取っています。

 

但し全ての電車に防音設備が整っている訳ではありませんので、線路沿いの住宅では騒音及び振動がしばしば問題になります。
その為に線路沿いの住宅は家賃が安いなどの特徴もあり、騒音問題と住宅の価値というものは切っても切り離せない物となっています。

 

4.工事現場による騒音

工事に用いる様々な機械は大きな音を発生させます。
騒音レベルが基準値内であったとしても、例えば家を破壊する際に出る音と、機械のコンプレッサーの音とでは、住民とっては音の感じ方が異なります。

 

騒音レベルが低くても、物を壊す破壊音(ミシミシ、ギーといった音)を大きなストレスとして感じる住民がいるのも事実です。

 

長期の工期に渡る工事現場では、近隣の住宅への騒音配慮をしっかりと取らなくては後々の大きな問題ともなりえます。
工事現場で発生する騒音は、午前〇時〜午後〇時までに収める、などの取り決めがなされるのも騒音が大きな要因と言えるでしょう。
また騒音とは直接言えない部分ですが、工事現場での休憩時間の談笑がトラブルの元となる事例もあります。
作業員の休憩場所なども考えて設置をし、場合によっては大きな声を出さないように指導する必要も出てくると言えます。

 

 

5.工場内機器による騒音

工場の中には大きな音が出る機器が多数あります。
大規模工場であれば近隣住宅とは離れている傾向がありますが、住宅と隣接している町工場などでは、騒音問題もしばしば問題となります。

 

油圧式プレス機や輪転機など、同じ律動で音を刻む騒音の場合は、人にとってはよりストレスの大きな騒音ともなりかねません。

 

近年では町工場の数も減少をしていて、騒音問題として町工場が槍玉に上がる頻度は減ってきました。
しかし、大規模工場から離れた家屋であっても騒音被害として申し出されることもあります。
風の向きや音の性質によっては、離れた所で大きくなる騒音もあることが確認されています。

 

 

6.家庭内機器による騒音

洗濯機や乾燥機、掃除機の音による騒音が代表的と言えます。
以前の生活環境であれば、昼間に機器を使用する傾向が多かったために、あまり大きな問題に繋がることはありませんでした。
しかし、夜型の生活リズムを持つ方も増えてきて、どうしても夜に機器を動かさなければならない状況も存在します。

 

その場合、特に集合住宅などではトラブルになる可能性があると言えます。
夜型、昼型さまざまな生活リズムがある中での機器の使用には細心の注意を払った方が良いと思われます。

 

また洗濯機などの故障による異音も騒音問題に直結することがあります。
故障した機器が壁に密着していた場合、振動が壁を叩くような騒音として認識されることもあります。

 

 

 

7.生活音による騒音

主に集合住宅では、夜間の楽器演奏やカラオケなどが問題となります。
夜遅い時間に大きな音を出さないよう心がけた方が良いと思われます。

 

このように騒音は様々なパターンや原因が考えられます。
騒音計は比較的安価にレンタルや購入をすることが出来ますので、騒音について気になった場合には環境測定を自分で行ってみるのも一つの手段です。