パーティクルカウンターの寿命は?メンテナンスは必要?

パーティクルカウンターとはあまり耳馴染みの無い単語かと思います。
日本語で言うと微粒子計と呼ばれることの多い測定器で、空気中のホコリやチリ、ダストなどをカウントする計測器のことです。

 

空気中の浮遊微粒子や微生物をモニタリングしているクリーンルームの管理目的で使われることもあります。

 

 

パーティクルカウンターの校正はどのくらい必要?

 

パーティクルカウンターの機器としての寿命は製品によって異なりますが、ISO及びJISの規格によって1年以内にキャリブレーションをすることが推奨されています。
キャリブレーションとは校正のことで、機器の算出する結果を調整します。

 

空気中のパーティクルカウンターを扱う業者であれば、出張対応でキャリブレーション、修理、点検などを行ってくれます。

 

キャリブレーションに掛かる日数は、機器の状態や交換部品などに依りますが、2週間ほどかかると言われます。

 

キャリブレーションをしっかりと行わなければ、算出された数値結果の信ぴょう性に影響しますので、およそ1年に1度はキャリブレーションが必要と考えましょう。

 

個人で行うよりも業者に依頼をした方が良いと言われます。
理由としては、キャリブレーションをきっかけに、故障やメンテナンスも同時にすることが可能だからです。

 

 

クリーンルーム以外での使用はやめよう

 

パーティクルカウンターはクリーンルームでの微粒子を計測するための専用の機器になります。
フィルターも目的に応じて選択をされていますので、クリーンルーム以外で測定した結果は意味を成しません。
機械内部やフィルターを汚してしまい、正常な測定が出来なくなりますので使用しないでください。

 

クリーンルーム以外での使用によってフィルターが汚染されたり、機械内部が汚染された場合には、有償修理となり思わぬ高額修理となることもあります。

 

特にレンタルでパーティクルカウンターを使用している場合には、利用規約などをしっかりと読んで、目的外利用による修理額などもしっかりと把握しておくことが重要です。
 

 

パーティクルカウンターのレンタル料金は?

 

クリーンルームで使用するパーティクルカウンターは相場として10万円〜20万円/月と言われています。
もちろん基本料金となりますので、修理や点検、故障の原因などによっては増減します。

 

また微粒子の測定濃度によって価格は大きく異なります。
小型の機器の方が安価にレンタルが出来ると言えるでしょう。

 

長期間レンタルの場合には価格なども変動しますので、使用目的などから具体的な見積もりを取ることをお勧めします。

 

 

 

 

粉じん計はどんな粒子を測定するもの?

作業環境などで粉じんの舞い上がり方や粉じん量を測定するために、測定器として用いられるのが粉じん計です。
現在ではピエゾバランス式(振動数による検出)、光散乱方式、濾過捕集法、β線測定などの手法が用いられるのが一般的です。

 

光散乱方式やピエゾバランス式によるデジタル粉じん計をレンタル機器として使用した場合には、4万円〜6万円/月の費用が掛かることが多く、β線測定の場合には30万〜40万円/月の費用が掛かると思われます。

 

使用目的や目的精度によって選択することが重要かと思われます。

 

粉じん計で測定できるのはどのぐらいの粒子か

 

ピエゾバランス式で見てみましょう。
周波数によって変化をする値を求める方式ですので、2000Hzの変化に対する粉じん濃度は5.5mg/?が測定範囲となります。

 

ピエゾバランス法は圧電天秤による粉じん測定方法で、短時間かつ熟練度を必要としないことを特徴とします。

 

インパクタノズルという物が通常ではアタッチメントとして用意されていて、微粒子を予めカットすることも可能です。
カット域は用意されている種類によって異なります。
粒子の大きさでいうと、10マイクロメートル粒子は98%をカット、7.07マイクロメートル粒子は98%をカット、4マイクロメートルは50%をカットします。
つまり、10マイクロメートルのインパクタノズルを使用した場合には、10マイクロメートル以下の粒子を測定できるということになります。

 

粉じん計とパーティクルカウンタの違い

粉じん計は空気中の微粒子の質量を測定します。
一方パーティクルカウンタは微粒子の径別に個数を測定するのが目的、という違いがあります。

 

同じ微粒子を測定する機械ですが、パーティクルカウンタと粉じん計では目的が異なるため、微粒子の質量を測定する場合には粉じん計、微粒子の個数を測定する場合にはパーティクルカウンタを利用しましょう。

 

粉じん計では対象の微粒子の全ての径が測定対象となります。
パーティクルカウンタは微粒子の径別の測定が可能となります。

 

パーティクルカウンタはクリーンルームなどの環境や無菌室など、微粒子がほとんど存在しない場所で測定器ですので、この違いをしっかりと理解せずに粉じん計と混同してしまうと故障の原因ともなります。

 

粉じん計の校正

粉じん計は1年に1度の目安で校正を行うことが推奨されています。
通常時のクリーニングや校正も重要ですが、定期点検も含めて1年に1度はしっかりとメーカーに点検を依頼しましょう。

 

株式会社メジャー